おすすめ洗浄方法ガイド(アイテム別:洗浄温度・洗浄剤)
超音波洗浄機での推奨洗浄方法をご紹介いたします
■ 洗浄効果を向上させるための注意ポイント
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① 洗浄温度について
超音波洗浄における適切な温度は一般的40℃~50℃前後です
ヒーターをご使用の際には、ヒーターと超音波パワーの両方を同時に稼働させて下さい -
② バスケットの使用について
洗浄物を直接タンクに入れると、タンク内面の損傷や破損につながる恐れがあります
必ず専用のバスケットをご利用のうえ、洗浄を行ってください -
③ 洗浄物の量について
洗浄物を詰め込みすぎると、超音波が行き渡らず洗浄効果が低下します
洗浄物が重ならない程度に適度な量でのご使用を推奨いたします
■ 洗浄強度別の洗浄方法
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① 一般洗浄(軽度の汚れ)
約50℃以下の温水と水道水のみを使用して洗浄します。眼鏡や日常使用のアイテムに適しています -
② 強力洗浄(中程度の汚れ)
中性洗剤や液体石けんなどを数滴〜適量加えることで、皮脂や油汚れなども効果的に除去できます -
③ 超強力洗浄(頑固な汚れ・金属汚れ)
めっき加工されていない金属に付着したサビ・炭素系汚れには、超音波洗浄機専用の強力洗浄剤をご使用ください
■ アイテム別:推奨洗浄温度と洗浄剤一覧
下記に掲載している内容は、一般的な洗浄アイテムに対する目安となります
実際の洗浄条件は、アイテムの材質・形状・汚れの状態によって異なる場合がございます
最適な洗浄方法や機種の選定について詳しく知りたい方は、ぜひ こちら よりお気軽にお問い合わせください
実際の洗浄条件は、アイテムの材質・形状・汚れの状態によって異なる場合がございます
最適な洗浄方法や機種の選定について詳しく知りたい方は、ぜひ こちら よりお気軽にお問い合わせください
洗浄アイテム | 洗浄温度(℃) | おすすめ洗浄剤 |
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宝飾品(指輪、ネックレス、時計の金属バンド) | 50–60 | 中性または弱アルカリ性のジュエリー専用洗剤 |
眼鏡・サングラス・光学レンズ | 40–45 | pH7前後のレンズクリーナー |
エンジン部品(ピストン、キャブレター、インジェクター) | 60–65 | アルカリ性水溶性脱脂洗浄剤 |
医療器具(メス、ピンセット、歯科器具) | 45–50 | 酵素系洗浄剤(血液・タンパク質対応) |
プリント基板(電子基板、マザーボード) | 40–45 | イオン性界面活性剤を含む純水ベース洗浄剤 |
金属製フィルター | 50–60 | アルカリ性洗浄剤または専用フィルター洗浄液 |
時計のムーブメント | 40–45 | 中性の精密機器用洗浄液 |
シェーバーの刃・部品 | 45–50 | 中性洗剤または金属用クリーナー |
カメラの部品(絞り、鏡筒) | 40–45 | レンズクリーナーまたは精密機器用中性洗剤 |
タトゥー機器の金属部品 | 50–60 | 医療用中性酵素洗浄剤 |
銅製ノズル | 50–55 | 中性または弱酸性洗浄剤 |
真鍮製部品 | 45–55 | 中性または非腐食性洗浄剤 |
ネジ・ボルト類(大量) | 55–65 | 油脂除去用アルカリ洗浄剤 |
■ 注意事項
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① 洗浄液の成分にご注意ください
酸性・強アルカリ性の洗剤は、本体のタンクに腐食・サビ・破損を引き起こす原因となりま。
使用する場合は必ず薄めて使用し、中性〜弱アルカリ性の洗浄剤を推奨します
特にアルミ製タンクをご使用の場合は、洗浄剤のpH値に十分ご注意ください -
② 洗浄後は毎回タンクを清掃してください
洗浄液を繰り返し使い続けると、汚れの再付着や悪臭、洗浄力の低下につながります
洗浄が終わったら洗浄液を毎回破棄し、タンク内をきれいに洗浄・乾燥させてください -
③ タンク清掃時の器具にご注意ください
金属ヘラや研磨スポンジなどの硬くて鋭い器具の使用は厳禁です
タンク表面に傷がつくと、腐食や劣化が進行しやすくなります
清掃にはやわらかい布やスポンジを使用してください