業務用超音波洗浄機ならMr Sonic Cleanerにお任せ

超音波洗浄機にまつわるイロイロをコラム形式でご案内しています。

★超音波洗浄機とは何か?
★失敗しない業務用超音波洗浄機の選び方


超音波洗浄機とは何か?



工場内での作業で出た汚れ。加工装置や作業用の制服など、ベタつくようなしつこい油分も多く、細かいゴミや埃が付着するために、汚れがなかなか落ちにくく困ることも多いかと思います。 また、加工作業の工程で機械部品を洗浄する際もしっかりと洗浄できているか気になるところです。例えば、部品などを塗装する際には、表面の埃を除去する必要がありますが、本当にきれいになっているのか、不安にもなります。

こういった悩みに対して、通常の洗浄方法では解決することが難しいです。そんな時、しっかりときれいに洗浄できるのが、業務用の超音波洗浄機です。
超音波洗浄機とは
超音波洗浄機は、その名の通り、超音波を使ってものを洗う機械で、通常の水流などを使う洗浄装置よりも洗浄能力が高いと言われています。そんな超音波洗浄機に使われている「超音波」、名前はよく聞きますが、どのようなものなのでしょうか?
普通の音は、波を描いて空気中を進んでいきますが、この波の長さ(波形の1つ目の山の頂点から次の山の頂点までの距離)を数字で表したものが周波数です。
人間の耳で聞くことのできる周波数の音は限られており、通常、私たちに聞こえている音は個人差も多少あるものの20Hzから2万Hz(20キロHz)くらいと言われています。超音波洗浄機は、人間の耳には聞こえない高い周波数帯(2万Hz以上)の超音波を利用して、洗浄を行います。液体の中にある気体の分子は、超音波で圧力をかけると、圧縮と膨張を繰り返し、最後にははじけて壊れます。このはじける時の衝撃波が被洗浄物に付着した汚れを落としてくれるのです。
超音波洗浄機は、主に汚れが落ちにくい工業用機械の部品や半導体、精密機器の洗浄などに利用されていますが、身近なところだと眼鏡専門店の店頭などに置かれている眼鏡洗浄機なども、この超音波洗浄機が使われています。
他の洗浄機との違い
前述しましたが、超音波洗浄機は他の洗浄方法と比較すると、遥かに高い洗浄能力を持っています。
通常の洗浄方法だと、機械部品などを切ったり、削ったりなど、加工する時に出る細かい金属の粉、工場内の埃、そして油分を洗い落すことができません。特に形が複雑な部品などは目に見えない場所もあり、通常の水を使った洗浄方法では、水流が入り込まないこともあり、どんなに強い洗剤や水流を使って洗ったとしても、すべての汚れを落とすことはできないのです。
しかし超音波洗浄機ならば、しつこい汚れが、どんなに狭い場所に付着していても、細かい気体分子が入り込み、はじける時の衝撃波で洗い落としてくれるのです。
しかも、通常の洗浄方法に比べると、短い洗浄時間で綺麗にすることができ、さまざまな汚れに対応できるのが超音波洗浄機の特徴です。
これらの特徴から超音波洗浄機は、他の洗浄機よりも業務用の洗浄に向いているということがわかります。

周波数で異なる洗浄効果

超音波洗浄機は周波数によって洗浄の効果や洗えるものが変わってきます。
周波数については前述していますので、超音波がどれくらいの周波数かはすでにご存知かと思います。
それでは、超音波の周波数ごとの洗浄能力について見ていきましょう。
まず超音波とされる20万Hzよりも少し高い周波数の28万Hzでは金属部品や樹脂などの油の洗浄に、40万Hzでは液晶ガラスや精密金属の洗浄に、100万Hz前後ではハードディスクや光ディスクの洗浄に、400万Hz以上では更に精密な洗浄を要求される半導体ウエハやガラス基盤などの繊細な素材で出来たものの洗浄に使われます。
上記は一例ですが、周波数ごとに主にこのような用途で洗浄が行われます。
購入する際には、自身が何に対して洗浄を行いたいのかを明確にしておかなければ、周波数の違いによって期待していた洗浄効果を得られない可能性もありますので、注意が必要です。
かつて超音波洗浄機は、超音波を利用するために電波法の対象となっており、利用には許可が必要でしたが、現在はネット通販などでも小型で取扱いの手軽なものが販売されるようになり、簡単に購入することが可能になりました。
しかし、まだまだ工場内で活躍することの多い超音波洗浄機。業務用として購入の際には超音波洗浄機がどのようなもので、周波数帯によって落とせる汚れが変わってくるというポイントは押さえておく必要があります。


失敗しない業務用超音波洗浄機の選び方



工場内で出る油分や埃などによるしつこい汚れは、なかなか落ちません。強い水の流れや洗剤を使っても、洗浄に必要な物理的な摩擦の生じづらい部品の隙間や角の部分など、汚れが落としにくい部分がどうしても出てしまいます。そうした時、活躍するのが超音波を利用した業務用の超音波洗浄機です。

しかし、決して安くはない買い物ですので、慎重に選びたいものです。今回は業務用の超音波洗浄機を選ぶ際、失敗しないように気を付けたい点を、以下に挙げていきたいと思います。
超音波洗浄機の種類
超音波洗浄機には、いくつかの種類がありますが、どのような施設、用途で利用するかによって、その選択は変わってきます。
まず、セパレート型と呼ばれる超音波洗浄機ですが、超音波を発する振動子と、超音波発生の振動を制御するための発振器によって構成されています。セパレート型には、すでに運用されている洗浄槽に振動子を投げ込んですぐに使用できるもの、専用の洗浄槽とセットになっているものなど、タイプがいくつかあります。
一方卓上型は、発振器と振動子、そして洗浄槽を1つの装置の中にまとめた、卓上で使用できるコンパクトなもので、業務用ではなく、一般的に使われているものに多いタイプです。例えば眼鏡店の店頭に置かれた、眼鏡洗浄用の超音波洗浄機などはこの卓上型です。
ユニット型と呼ばれる超音波洗浄機は、いくつかの装置を1つにまとめて、1台で被洗浄物を洗浄、すすぎ、乾燥といった一連の行程が行えます。ユニット型は、1台で洗浄システムを安価に組めるため、一連の洗浄行程を準備したい人には最適でしょう。
超音波洗浄機の選び方その1:周波数

さらに業務用で超音波洗浄機を選ぶ際には、発生する超音波の周波数帯にも気をつけましょう。なぜなら周波数によって落とせる汚れや洗浄できるものが変わってくるからです。
低い周波数帯を使った超音波洗浄機は、強い洗浄力を発揮します。そのため、目に見えるガンコな汚れを落とすのに適しています。一見して汚れているとわかる機械部品や工具などを洗浄する際には向いていると言えるでしょう。逆に目に見えない汚れを落とすことには向いていません。また傷つきやすい素材を使ったもの、例えば半導体ウエハや液晶などの繊細な素材で作られたものには使わないほうがよいでしょう。
目に見えない汚れや傷きやすいものを洗浄する際には、高い周波数の超音波を発生させる洗浄機を購入してください。高い周波数帯の超音波は、表面についたより細かな埃や汚れといった付着物を落とすのに適しています。
中には1台で周波数を切り替えて、用途を変えられるものもあるようですが、購入の際には、発生させる超音波の周波数を注意して見ておく必要があります。
超音波洗浄機の選び方その2:容量

超音波洗浄機には、被洗浄物を入れるための洗浄漕がありますが、この洗浄漕の容量も洗浄機を選ぶ際に注意したいポイントの1つです。
超音波洗浄機のメリットの1つには、たくさんのものを短時間で洗えるという特徴がありますが、洗浄槽がある程度、大きくなければ、洗いたい洗浄物を多く入れることができません。だからと言って、大は小を兼ねるとばかりに、より大きな洗浄槽を選択するのも賢いやり方とは言えません。なぜなら洗浄漕には一定量、専用の洗浄液に満たしておく必要があるからです。
あまり大きな洗浄漕を購入すると、その分の洗浄液が必要になりますし、準備や片付けも大変になってきますし、場所も取ります。洗浄機を選ぶ際には、洗いたいもののサイズや量、さらには設置する設備のスペースなどを確認してから購入をするようにしましょう。
ここまで見てきたように、業務用の超音波洗浄機を選ぶ際には、その種類、発生する周波数、そして洗浄漕の容量を押さえておく必要があることが理解して頂けたと思います。また洗浄液の種類によっても、落とせる汚れや効果も変わってくるので、そちらもチェックしておくことをおすすめします。
すぐに必要だからとネットなどで慌てて買い物をして、手元に届いてから後悔したなんて経験をしないようにするためにも、ここでご紹介しましたように、超音波洗浄機を何のために使うのかなどをしっかり把握したうえで最適な超音波洗浄機を選ぶようにしていただければと思います。