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超音波洗浄機が壊れてしまう原因

超音波洗浄機は、メガネや宝石を洗浄するような小さいサイズのものから、工業向けの大型の洗浄機までさまざまな種類のものがあります。超音波洗浄機は超音波を起こして汚れを落とすという高性能の機械で、シンプルな機能と使い方で、個人で購入できる比較的安価な価格のものから、高価で高機能な業務用のものまで幅広い種類があります。超音波洗浄機は、誤った使い方が原因で故障してしまうこともあります。ここでは業務用の超音波洗浄機の代表的な故障の原因をいくつか紹介します。

■ 水が少なかったり無かったりする

超音波洗浄機が壊れる原因にはいくつかありますが、思わぬことが原因で故障する場合もあります。代表的な原因として、水の量が少ない場合や無い場合には故障に繋がる恐れがあります。
超音波洗浄機は、空気中より液体内の方が効率よく振動が伝わるという超音波の特性を利用して、水中に細かな無数の気泡を発生させます。この気泡が破裂する際に起こる衝撃波により、人の手で落とすことのできない汚れを落とすことができます。洗浄機の下部には超音波振動子ユニットがあり、そこから発生する超音波が洗浄機内の水に伝わり、汚れを落とすというメカニズムなのですが、超音波を発生させるためには強いパワーがかかります。
そのため、洗浄機内に水が無いと、振動子ユニットから発生した超音波の行き場が無くなってしまい、洗浄機内で空焚きの状態になり故障の原因となってしまいます。水が少ない場合も同様で、発生した超音波が振動子ユニットに跳ね返ってしまうことで、故障してしまう可能性が高くなります。

■ 洗浄用オプションを正しく使っていない

超音波洗浄機の故障の原因として、洗浄機内の水の量に注意するべきと紹介しましたが、他にも注意すべき点があります。それは洗浄機の種類や型にもよりますが、洗浄用のオプションの使い方が関係してきます。
水を規定量入れていても、洗浄用オプションを正しく使っていないと、空焚き状態になったり、超音波を発生させるいわば心臓部でもある超音波振動子ユニットがうまく作動せずに破損してしまったりすることがあります。主な例としては、洗浄機内にビーカーを入れて使用するタイプの場合、ビーカー受けがオプションとして付いていることがほとんどなのですが、このビーカー受けを使用しないで洗浄機を作動させてしまいますと、ビーカーの湾曲した底面の部分に空気が溜まってしまい、水が無い状態と近い状況になってしまい、故障に繋がることがあります。
同じく似た故障の原因として、本来洗浄機内にかごを設置して使用すべきところを、直接細かな部品などを置いて作動させることによって、洗浄機底面の板に重みがかかり振動子ユニットの破損につながる場合があります。

■ マニュアルに沿った使い方を

超音波洗浄機の使用にあたり、故障の原因となりやすい事例を紹介してきました。超音波洗浄機は、人間の目や耳では感知できないほどの高周波の音波を応用して洗浄するという精密なものです。特に業務用の機器では工業用の細かな部品から大型のものを洗浄できるものまで、さらにその精密さは増します。
最も大切なことは、購入した洗浄機にあった使い方をすること、またその洗浄機の性能や特性をきちんと理解した上で使用するということでしょう。超音波洗浄機に限らず、機器類はそのスペックにより使い方や扱い方が大きく異なる場合もあります。
超音波洗浄機の要とも言える超音波振動子ユニット部分が故障した場合、修理も難しく費用も高額になることがあります。そうならない為にも、マニュアルをきちんと理解した上での使用が重要となります。

超音波洗浄機が壊れてしまう原因について紹介しましたが、とにかくマニュアルに忠実に使用することと、超音波が汚れを落とす仕組みやメカニズムなど、その特徴や特性を理解しておくことも重要です。 故障の原因になるのは、意外にシンプルな理由であったり、少し気をつけていれば防ぐことができたりする場合も多いです。ここで紹介した故障の原因はほんの一例にすぎませんが、洗浄機の機能や仕様によってはさらに複雑な使用方法になる場合もあるでしょう。ちょっとした注意をはらえば、大きな費用をかけて修理するような故障は避けられるかもしれませんので、使い方に慣れるまでは十分注意して使用していただくことをお勧め致します。