3Dプリンター・積層造形向け 超音波洗浄機 後処理・部品洗浄をサポート。
光造形のレジン造形物、FDM/FFFのノズル・エクストルーダー、金属AM・粉末系の周辺部品、フィルター・メッシュ・治具まで。造形方式・材質・付着物・処理量に合わせて、周波数・容量・機種を選定します。
機種選びを相談する
3Dプリンター・積層造形の後処理でこのようなお悩みはありませんか?
複雑形状・内部
を洗浄したい
凹部・細穴・ラティス・複雑形状など、手作業では届きにくい部分を洗浄したい。
材料残渣を除去したい
未硬化レジン、フィラメント残渣、粉体・微粒子などを対象に合わせて除去したい。
大型・大量ワーク
を処理したい
大型造形物や複数部品をまとめて、中~長時間の運転で処理したい。
条件を細かく変えたい
対象物に合わせて周波数・パワー・温度・時間などを調整したい。
3Dプリンター・積層造形で洗浄される主な対象
超音波洗浄機は、造形物そのものだけでなく、3Dプリンターや積層造形設備の取り外し部品・治具・フィルター類の洗浄にも利用できます。
レジン3Dプリント造形物
材料メーカーが超音波洗浄を認めている造形物などで、未硬化レジンや細部の残留物除去に。材料・溶剤・造形条件の確認が必要です。
ノズル・エクストルーダー
PLA・ABS・ナイロン等の材料残渣が付着した、取り外し可能な金属部品など。
プリントヘッド・周辺部品
取り外し可能で、超音波洗浄に適合する部品を対象に。メーカー指定の洗浄方法を優先します。
フィルター・メッシュ
粉体・微粒子・材料残渣など。付着物の種類により40kHz・80kHzなどを使い分けます。
金属部品・治具
造形装置の取り外し部品、治具、金属パーツなどに付着した油分・材料残渣・微粒子。
大型造形物・複数部品
大型ワークや複数個の一括処理には、38~360Lクラスの工業用モデルも選択できます。
造形方式・用途別の洗浄ポイント
光造形・レジン
超音波洗浄がすべてのレジン造形に必須というわけではありません。材料メーカーが指定・許容する場合に、未硬化レジンや細部の残留物除去の選択肢となります。
FDM・FFF
ノズル・エクストルーダー等の取り外した金属部品を中心に洗浄。材料残渣の種類によっては、洗浄液・温度・前処理との組み合わせが重要です。
金属AM・LPBF
残留粉末は重要な後処理課題ですが、超音波だけがデパウダリング方法ではありません。粉末の除去性は、内部チャネルや中空部の形状・設計、粉末の粒度・流動性、使用するデパウダリング設備によって大きく異なります。部品形状・粉末・要求清浄度に応じ、専用デパウダリング工程との使い分けを検討します。
周辺部品・フィルター
フィルター・メッシュ・治具・設備部品などの微粒子・材料残渣除去は、超音波洗浄機を導入しやすい用途です。
金属AMでは、複雑な内部チャネルやラティス構造に粉末が残る場合があります。除去性は、内部チャネルや中空部の形状・設計、粉末の粒度・流動性、使用するデパウダリング設備などに大きく左右されます。粉末除去には回転・振動・不活性雰囲気などを利用する専用設備も使われており、超音波洗浄だけで「確実に除去できる」とは限りません。
3Dプリンター用途に合わせた周波数の選び方
低い周波数ほど大きなキャビテーションが発生しやすく、物理的な作用が強くなる傾向があります。
高い周波数ほどキャビテーションは微細になり、細部・微粒子・デリケートな対象に適します。
比較的強い付着物や
大型金属部品に
- 金属製治具・大型部品
- 比較的強い材料残渣
- 頑固な付着物
デリケートな造形物・精密部品には条件確認が必要です。
最も汎用性が高く
一般的な部品洗浄に
- ノズル
- エクストルーダー
- 金属部品・治具
- 一般的な付着物
光造形品では、材料メーカーが超音波洗浄を指定・許容している場合に使用を検討します。
40kHzより精密で
80kHzより作用を残したい場合に
- 精密金属部品
- 細穴部品
- 精密ノズル
微粒子・細部・
微細部品の洗浄に
- 微細ノズル
- フィルター・メッシュ
- 微粒子
- 細部の残留物
より穏やかな
高精密洗浄に
- 微細構造部品
- 高精度部品
- 微細異物
超微細粒子や
超精密部品の洗浄に
- 超精密部品
- 超微細粒子
- 特殊な精密用途
油分や強く固着した汚れが主目的の場合は、より低い周波数を検討します。
3Dプリンター用途で注目したいデュアル周波数
対象物・付着物・工程が異なる場合、1台で2種類の周波数を切り替えられるデュアル周波数が便利です。
また、同じワークに対して2つの周波数を使い分け、粗洗浄から仕上げ洗浄まで段階的に行うこともできます。
比較的強い材料残渣・大型金属部品には28kHz、一般的な部品洗浄には40kHzと、対象や付着状態に合わせて切り替えられます。同じワークを28kHzで強めに洗浄した後、40kHzで仕上げる使い方も可能です。
40kHzで一般的な付着物を洗浄し、80kHzで微粒子・フィルター・メッシュ・微細ノズルなどの細部を仕上げ洗浄するなど、同じワークで段階的に使い分けたい場合にも適しています。
3Dプリンター・積層造形向け 工業用超音波洗浄機 ラインアップ
用途・容量・周波数・機能に合わせて最適なモデルをお選びいただけます。
マルチ機能モデル
標準工業用モデル
オーバーフロー付
ろ過循環システム
追加オプション 標準工業用モデル38L以上対応
タイマー・ヒーター・パワー調節・オーバーフロー・ろ過循環システム
- オーバーフロー排出液を二段階ろ過・循環
- 油分・切粉・微粒子などの除去をサポート
- ろ過した洗浄液を再利用
- 繰り返し処理時の液管理・液交換負担を軽減
標準工業用モデルの対応周波数に対応
※レジン・可燃性溶剤・粉体を含む液は、フィルターの目詰まり、静電気、可燃性・反応性などを含め、ろ過循環システムへの適合性と安全性の事前確認が必要です。
CUSTOM MADE
特注オーダーメイド
3Dプリンター・積層造形(AM)のワーク寸法・形状・処理量・設置条件に合わせて、既製品では対応しにくい大型・特殊仕様の超音波洗浄機もご相談いただけます。
- ワーク寸法・形状に合わせた槽サイズ
- 処理量・使用頻度に合わせた仕様
- 用途に合わせた周波数・超音波出力
- 生産工程・設置環境に合わせたカスタマイズ
洗浄液・溶剤・粉末を扱う際の重要な安全注意
IPA(イソプロピルアルコール)などの可燃性溶剤は、火災・爆発の危険があります。可燃性溶剤を使用する場合は、使用する洗浄機・設備の仕様、溶剤メーカーのSDS、造形材料メーカーの指示、施設の安全基準、防爆対応の有無を必ず確認してください。
光造形・レジン
レジン造形物の洗浄条件は材料ごとに異なります。超音波洗浄が指定される材料もありますが、すべてのレジンに共通する方法ではありません。洗浄時間・溶剤・周波数を一律に決めず、材料メーカーの手順を優先してください。
IPA・可燃性溶剤
IPAは可燃性溶剤です。ヒーターを使用しないだけで安全になるとは限りません。火気・火花・換気・静電気・容器・機器仕様を含めた安全管理が必要です。
金属粉末・粉末AM
金属粉末には、材質によって燃焼・爆発・健康影響などのリスクがあります。特に反応性粉末では、不活性雰囲気での専用デパウダリング設備が用いられる場合があります。粉末メーカー・装置メーカーの安全手順を優先してください。
プリントヘッド・精密部品
接着部・コーティング・電子部品・樹脂部品を含む場合、超音波・洗浄液・温度によって損傷する可能性があります。プリントヘッドや電子部品を含む部品では、メーカーが超音波洗浄を禁止・非推奨としている場合があります。取り外し可否と洗浄方法を必ずメーカー仕様で確認してください。
3Dプリンター関連部品を洗浄する際の基本条件
洗浄液
材質・付着物に合わせて選定
レジン・フィラメント残渣・油分・微粒子など、付着物と部品材質の両方を確認します。
液温
材質・溶剤に合わせて設定
樹脂・接着部・可燃性溶剤などは温度による影響や危険性を確認します。
洗浄時間
短時間から確認
造形物や精密部品は一律の時間を決めず、材料メーカーの条件と対象物への影響を確認します。
パワー
低出力から確認
デリケートな造形物・微細部品では低いパワーから超音波の影響を確認します。
洗浄カゴ・配置
槽へ直接置かない
付属の洗浄カゴを使用し、対象物を重ねず、液体が接触しやすい状態で配置します。
すすぎ・乾燥
残留液を除去
必要に応じてすすぎを行い、対象物・材料に適した方法で十分に乾燥させます。
基本的な洗浄工程
対象を確認
造形方式・材質・部品構造・付着物・洗浄液への適合を確認します。
機種・条件を選定
処理量、ワーク寸法、周波数、洗浄液、液温、時間、パワーを決めます。
超音波洗浄
対象物への影響を確認しながら、必要な条件で超音波を作用させます。
すすぎ・乾燥
必要に応じてすすぎを行い、残留液・水分を十分に除去します。
3Dプリンター用途 よくあるご質問
Q. 光造形のレジン3Dプリントは、すべて超音波洗浄できますか?
いいえ。材料によって推奨される後処理方法は異なります。超音波洗浄が指定・許容されているか、材料メーカーの手順を確認してください。
Q. IPAを超音波洗浄機へ直接入れてもいいですか?
いいえ。一般的な超音波洗浄機の槽へIPAなどの可燃性溶剤を直接入れて使用しないでください。使用する洗浄機・設備の仕様、溶剤メーカーのSDS、材料メーカーの指示、施設の安全基準、防爆対応の有無を確認してください。
Q. 金属AMの残留粉末は超音波だけで除去できますか?
部品形状・内部チャネル・粉末材質・要求清浄度によって異なります。専用デパウダリング設備や他工程との組み合わせが必要な場合があります。
Q. 28/40kHzと40/80kHzはどう選びますか?
比較的強い付着物・大型金属部品から標準洗浄までなら28/40kHz、一般洗浄から微粒子・微細部品まで使い分けたい場合は40/80kHzが選択肢です。最終的には材質・汚れ・形状で選定します。





